6大栄養素がバランスよく配合されたメイバランスは、手軽に栄養補給ができるため人気がありますよね。
栄養バランスがすぐれているのなら我が子にも!と思うお母さんも多いかもしれませんが、実はメイバランスは子供には推奨されていないんですよ。
栄養バランスがよいのになぜ子供に飲ませてはいけないのか?
こんな疑問について、お答えします。
目次
メイバランスは何歳から?子供に飲ませてはダメな理由とは?
メイバランスは、成人や高齢者の栄養バランスを配慮して設計された栄養機能食品です。
成人や高齢者が、手軽に飲むだけでバランスのよい栄養やエネルギーを補給することができると人気です。
しかし、乳幼児や小児に向いているかというとそうではありません。
乳幼児や小児に必要な栄養バランスとは、大人とは大きく異なるからです。
栄養素によっては過剰摂取になったり、それにより体調を崩す可能性もあることから、子供の栄養について考慮されていないメイバランスを子供に与えることはよくないと、注意喚起されています。
亜鉛が多く配合されていると何故よくないの?
健康を維持するために大切な栄養素は?といわれると、タンパク質やビタミン、ミネラルなどが頭に浮かんできますよね。
この、ミネラルというグループの中の一つが亜鉛です。
亜鉛は、全身の細胞内に存在し、侵入していた細菌やウイルスを防御する免疫システムの働きを助けます。
また、タンパク質やDNAなど、すべての細胞内にある遺伝物質を作るためにも大きな役割を担っています。
亜鉛が足りないと、成長が遅れる、脱毛、下痢、皮膚のただれ、体重減少、創傷治癒の問題、味覚消失など、様々な症状が現れます。
しかし、摂り過ぎは禁物で、過剰摂取はまた異なる問題を引き起こすのです。
吐き気、嘔吐、食欲不振、胃痙攣、下痢、頭痛などの兆候から、長期にわたる過剰摂取では、銅の減少、免疫低下、善玉コレステロールの減少などの問題が生じる可能性があります。
乳幼児や小児では、適切な亜鉛の量が大人と比べて少なく、大人用の栄養機能食品を摂取すると、過剰摂取になりやすいため注意が必要なのです。
必要な栄養素は年齢により異なります
メイバランスは、成人や高齢者の栄養機能食品として作られています。
これは、成人や高齢者にとってバランスのよい栄養を補給するためという意味。
必要な栄養素や理想的なバランスというものは、年齢により異なり、乳幼児と成人では大きな違いがあるので注意が必要です。
メイバランスシリーズは、成人や高齢者の栄養バランスに配慮して設計されていて、乳幼児や小児の栄養バランスについては考慮されていません。
乳幼児~小児の1日の亜鉛摂取量
亜鉛の一日の平均摂取推奨摂取量は、以下のように年齢により異なり、子供と大人では大きく差があります。
参照:厚生労働省eJIM | 亜鉛 | サプリメント・ビタミン・ミネラル | 一般の方へ | 「統合医療」情報発信サイト (ncgg.go.jp)
メイバランスMini1本当たりの亜鉛量
メイバランスMiniの1本あたりの亜鉛量は、2.0mgです。
メイバランス以外にも、様々な栄養機能食品がありますが、商品によっては亜鉛量が多く含まれている商品もあります。
年齢別にも摂取量が異なりますので、1日の摂取目安量を守るようにしてください。
まとめ
メイバランスMiniは、成人や高齢者の栄養バランスを整えるための栄養機能食品です。
大人にとっては6大栄養がバランスよく配合されているわけですが、中には、子供にとって過剰摂取となりかねない栄養素もあります。
特に亜鉛は過剰摂取になりやすく体調を崩す可能性がありますので、メイバランスは大人の飲み物として子供に与えることはやめましょう。